Donosti Cup
NGOの活動の一環で、サンセバスチャンで行われたDonosti Cupに参加しました。
詳しくはこちら
http://www.donosticup.com/castellano.asp
インニゴさんがおよそ25年前に開いた大会で、今回は34か国から623チームが参加。巨大すぎる少年少女の国際サッカー大会です。
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generationadidasinternational.com
インニゴさんにもお会いしてお話ししたけど、とっても魅力的な方でした。何千人もの参加者がいるのに一参加者である私の話も聞いてくれて感激。また日本やボスニアと一緒にできるかもしれないから連絡してね、と。彼のパッションがこんなに色んな人を巻き込んでこんなに大きな大会を創っているなんて、勉強になることばかり。
バスク自治州、ドノスティア自治府、観光庁などももちろん一緒にやっているので、街をあげたイベントになっているし、計算すると1万人もの選手たちがドノスティアに訪れることになるので、街中に参加者がいる感じになる。
組織体制がしっかりしていて、海外チームにはガイドが1人つき、大会を通して案内する。ガイドにも少し給料が払われているらしい。
私たちのチームについたMaddiは学生だが、とってもキビキビ仕事をしてくれる上、親切でノリが良い。気が合って、色々話せて楽しかった!!ああいう子とチームを組めると気持ちよく仕事できるなーと感謝。
カテゴリーは男子8個、女子4個あって、それぞれのチームが数えきれない試合数をこなす。
試合のレギュレーションは緩い。背番号がなくても許されたりする。。(笑) 規律が取れる程度で緩い。目的は強化強化にあるのではなく、スポーツマンシップや文化交流にも重点が置かれているからだ。
アコモデーションの手配も骨の折れる作業だと思う。私たちは、レアル・ソシエダのスタジアムからほど近い学校に泊めてもらったが、施設の人たちも本当にいい人達で、感激した。日本人なの~スペイン語話せるのねあなたは、面白いわね~みたいに、おばちゃんたちとの会話が日課になっていた。
食事は、1つの仮設食堂でチケットを持って一斉に行う。これまた独特の雰囲気で、DJがいて音楽が流れているので、踊っている子たちもいるし。。チーム同士でちょっかい出し合ったりもするし、、
あと、アプリがあって、そのアプリですぐに結果がわかるし、試合日程もメンバーも得点者もイエローカード保持者もわかる。これ、すごい。registlation後、全員の名前がすぐに反映されてた。
開会式は規模がすごくって、満員の闘牛場を入場したけど、オリンピックの選手ってこういう感じなんだ、って経験することができました。(笑) 開会式前の待機場所での国際交流が一番感激したのではないかと思うくらい、ザンビアガールは踊りやゲームを提供して、アメリカ、イギリス、コロンビア、パナマ、ネパール、などいろんな子供たちが輪を広げる。これってすごいことだなーと思った。※おかげで日本代表の試合が全然見れなかったのだけど、謎にみんなに励まされた。。
マーケティング、スポンサーシップも勉強になりました。
スポーツへのスポンサーシップを頻繁に行っているTelepizzaが、ある日の夕食にピザを提供。1人ピザ半分。合計にすると…5000枚は下らない?!
コカコーラもやっぱりいました。毎食水を提供。合計にすると…1万人に毎昼夜だと、、、
バス会社ももちろんチームの試合の移動を提供。volvoの展示などなど。
こんだけ、子供が集まるとマーケティング的にもチャンスにもなると思う。
サンセバスチャン的には、お金のあるチームは街にもお金を落とすんだろうと思った。あとスペインのチームは親が来るから観光もするんだろうな。
うちのチームみたいに、ビーチにしか興味なくて、比較的好奇心のないチーム笑は、なーんもしないけど。この街のこともなにも学ばないで帰っていくのはどうかと思いました。。
大会にくる子供達の目的は様々で、スペインの子達はタイトルを取ることを目指しているし、海外の子は結果よりも経験である。バランスを取るのは結構大変だと思うけど、この環境での一週間は結構楽しい!!ってなると思う。
海外からくる子供達に実りのあるものとして認識させるには、アウトプットを促すことが大事である。それは、大人の責任。あのときサンセバスチャンに行ったこと、というのはきっと大人になって思い出して、ビジネスにもなるでしょう。次の機会があれば、もっともっとチームに任された部分のプログラムを充実できるようにしたいと思いました。
この素晴らしい環境を経験させていただいて、つながりもできたので、また将来につなげたいと思いました。
貴重な経験に感謝!!!