秋のロンドン、最初の1ヶ月、大都会の中で
ロンドンに来て、1か月が経ちました。
やっていることと思ったことをまとめないと…!!
(まじめ。)
◇学校の授業
1年生は、3つの必修と1つの選択を取ることになっています。正式な授業名はなかなか覚えられない。。
1.Quantitative analysis
政策を計量的に分析しようということで、計量経済学を学んでいます。統計ソフトも使うんだけど、これをやってると、逆になんでもかんでも数値化して証明しないと気持ち悪くなるっていうか、数字のない資料はなんなの!って思えてくるから怖いです。
2.Economics
ミクロマクロ経済学。経済学って合理的ですごく面白い。いろんな人が経済活動をしているから、どんどん複雑なんだけど、それが予測できたりすると面白いです。わかったら、ハマりそう。本当は数字好きだから、私。。
3.Political Science
ド政治学。大学でやりました。でも英語の文献で理解するのはなかなか難しい。選挙についてのディスカッションでは、まだまだ日本の政治についても知らないなぁと思って悔しい思いです。しかし政治学の先生って、なんであんな1人で喋るんだろう。慶應にもいたわ。。理系よりも全然非社交的だと思う。。
4.Political economy of development (選択)
開発経済?の授業。たくさん読まないと議論に参加できないので、毎回打ちひしがれるけれど、タフで今のところ楽しいです。発展途上国に思いを馳せながら、どうして上手くいかないのか、ということを考える授業。クリーンな理論より、ドロドロとした現実の方が面白い。
5.その他
2年制であること、職務経験ある人が多い?こと(実践を重視されていること)、そしてソーシャルイベントが盛り盛りにあります。日本人な2年生が助けてくださるのが本当に救いでありがたい…
これでもかーとパーティーや交流の機会があって、全体で180人くらいいるので、人的リソースが半端ない。毎日違う友達から違う意見や経験を聞くことができると考えると贅沢な毎日だなぁと思います。
自分に目を向けると、環境が全く違う土地だけれども、大人として当たり前のテーマを、かなり高い次元で改めて毎日考えています。
いずれも、まだ答えは見つからないです。
時間の使い方
平等に与えられている時間をどのように使うか、24時間が信じられないほど短い。でも勉強が楽しいのか、必死なのか、あー時計の針が進むのが遅いなーなんてことは一度もなくって、ああーーもうこんな時間!ということばかり。充実の証。
集中が途切れたらそのまま続けても効率は上がらないから、他のことをしてみるとか、瞑想する、とか、自分なりの方法を探しています。
人との付き合い方
ありがたいことに、老若男女国籍問わず、いろんな方と接する機会があります。
クラスメイトは22歳から40歳くらいまで、37か国から、バックグラウンドが違いすぎる。でも志が一緒で、同じ毎日を積み重ねていっています。人種差別、偏見、と、多様性は紙一重で、レベルの高い政治的議論ともなると難しい部分もあるなぁと感じるけれど、共通して"大丈夫"なのは、相手をリスペクトする気持ちだと思います。そんなことも本当に勉強になります。
学校の卒業生は名だたる世界の機関で働いていたり、教授たちはその道を極めすぎていてすごい。知らない固有名詞がたくさんあります。
それから、ロータリーの会員は、60歳以上だし、インドからの移民の人なんて、植民地時代のインドを知っていたり、半世紀以上前のイギリスなんて、私にとってみれば歴史の教科書上のもの。
大学や前の会社の繋がりのおかげで、大企業の駐在員なる方々にも、お会いしています。というか助けていただいています。スーツを着て日本の企業を代表して世界を渡り合っているのはかっこいいし、ちゃんとしているなぁーと尊敬し、学ぶことも多いです。有難い繋がりです。
相手に合わせた話し方。その中で自分が誰でいるか。その人から何を得られて自分が何を供給できるかーーというのは、こうやって言語化すると考えすぎと思うかもしれないが、実際そうで、居心地がいいとかではなくて、何を生み出せるかだから!という印象的な言葉にも繋がる。もちろん、楽しんでもいるし、ビジネス的な要素と友達的な要素を良い意味で混合できるのかも自分。と今書いてて思いました。
自分との対話
メンタルが強くなったので、落ち込むことも全然ない。この理解度でいいのか?私にこれができるのか?みたいなプレッシャーには毎日追われていて、知らない間にストレスはあるんだろうけど、それはみんな一緒だろうし。
でも、こう、大人になると、思考回路はいつも同じなので、映画でも演劇でも本でも人の話でも、違う角度からのアプローチはいつも欲しています。迷っていた答えが信じられないほど簡単に解けたりするから!
自分が何をしたいか?何に鳥肌がたって興奮できるか?という問いに、また向き合わなければいけなさそうです。また就活しないとだし、競争に打ち勝っていかないといけない。自分をリッチにしていかないと。
そんなことを考えている、秋のロンドン。
雨は少ないし、気持ちのよい青空の下、歩いて学校に行くことも多い。慌ただしい大都会は、いつも、私を掻き立ててくれます。
数ヶ月後に読んだ時に初々しかったなと思えますように。
成長成長!!