ボールは丸い

少し、旅をしています♪ 直感と好奇心とお酒と世界中の友達と

アメリカでの夏

お導きとは本当に面白いもので、このインターンに受かったのも、なんだか不思議だなあと思う。振り返ってみれば、ひと夏の思い出、のような、別空間で起こった、ある種夢の中の出来事、だったような気がするけど、現実に繋げていかなければいけないなと思って、筆を執ることにした。

かねてよりキャリアの相談をしているさかえさんにアドバイスをもらい、インターンに応募した。最初の面接は落ちてしまったけど、とっても楽しくって、フィーリングが合っている感じがした。それから急に人事から電話がきて、他の部署に招聘され、面接に合格した。ラテンアメリカの開発?!開発銀行?!気候変動?!ワシントンDC?!だなんて心が追い付かない感じであったけど、いけるところまで行こうというのがモットーなので、受けることにした。ビザや航空券を取ったり、部屋を決めるのは相当めんどくさかったが、まあなんとかなった。

 

旅立つ日に、チームがランチを企画してくれて、出張に出ていたボスと再会することができた。こんな幸せなインターンはおりますか?こんな素敵な人々に職場で出会える確率は何パーセントでしょうか

このボスとの出会いはきっと人生の中で大きな衝撃で、とにかく頭が良くて、ドイツ語英語スペイン語ポルトガル語が堪能な上、人柄とリーダーシップも備わっている。さちこ、来てくれてありがとう。何か学びたいことがあれば紹介するからね!質問があればいつでも。とジョークを交えながら部下にも接する。メールを返せてなくてごめんねと、今日も第一声で言ってきた。素敵な女性に会えた。彼女が機会を与えてくれたおかげで、たーくさんの学びができた。

ジセは完全に母親のようになっていて、なんでも話せる。気の許せる優しいおばさんだし、頭の回転が早くて仕事ができる。セサルはまじめでマメで、気を遣えるコロンビア人で、こんなに心地の良いおじさんはいないくらい楽しい人。

周りにいた同僚もいい人しかいなくて、マージーでびっくり。ピアスをくれたタチや送ってくれたビクトル、キャリア教育のため周遊に連れてってくれたナポなどなど、信じられないいい人さ。

インターン生のみんな。知れば知るほど面白くっていいヤツたち。嫌な人いないもんねえ。それぞれの専門がはっきりとしていて、若くても歳をとっていても地に足がついていて、優秀なんだよなあ。ひと夏の出会いで、戯れたりしていたのが、とっても楽しかったと思う。

人に出会えたIDB。仕事というのは同僚が大切。いい同僚を持つには、会社のカルチャーは大事。必ずしも一致する訳ではないけど。

そして会社が世界に対して何をしているか。それがないと私は働けない。大きなことしたいし。だから、大きな組織に身を置いてるのが一番好きで、起業して社長になりそうとか言われることもあるけど、全然向いてないのはわかってる。国を動かせる組織で、政治的な動きを読み取りながら働くのが結構すき。

気を遣えるのは私の一番の強み。アネットが言ってくれた、コミュニケーション能力と、プロフェッショナルコンフィデンス、ヒエラルキに関わらず、どの人にも同じ態度で接し、物を言えること。これ褒められた時は結構嬉しかったなぁ。

そして、スポーツを極めようと決心した。ここ1年でいろーーんなものをみて、いろいろ試して、でも自分が興奮するのってSPORTS FOR DEVELOPMENT なんだよね。それでいいじゃん、シンプルに行こうぜ〜!!自分の光る専門性をそこに置いていこうよ。と、決心した。

テクニカルスキルを身につけてることにだいぶモチベーションが上がったので、マスターが終わった後、ソーシャルインテグレーションとか、これの専門ですと言えるようにしたい。

 

住む場所って結構大切で、アメリカにいる人とヨーロッパにいる人は全然違くって、ダイバーシティへの寛容さとかも街の雰囲気を変えるし。さて、どの国に住みたいか、だれと一緒にいたいか、というのが大きなテーマになってきた。仕事の内容、能力とかとは別次元で、どこに身を置いて誰とコネクシオーンを持つか。最初から決めるものでもないけど。

 

そんなわけで、これからどう生きていきたいかというのを考える、とってもとっても素晴らしい機会だった。