ボールは丸い

少し、旅をしています♪ 直感と好奇心とお酒と世界中の友達と

Football3のコースを受けた

スポーツ×社会問題解決で有名なStreetfootballworld というNGOが創った、Football3というメソッドがあり、その講習会なるものを開くというので、少し参加してみた。

Torrelodonesというマドリード州自治区で、とってもとってもかわいい街。多分観光客来たら喜ぶと思う。

参加したのは17-20歳くらいの青年4人と40歳近くのサッカーコーチ。コーチはどうやら、自分のチームでの教育に悩んでいるらしい。青年たちは、びっくりするほど能動的で、沢山意見や質問やコメントを言うし、若者独特のあの嫌な感じがない。日本の若者と比較せざるを得ない。。

講義は全部ネイティブスペイン語。一応70%くらいはわかって簡単な意見も言えます。言語は言葉だけじゃないなと思う。雰囲気というか空気で大体読めることも多いけど、それは良い面も悪い面もある。言葉というのは慣れが一番だなあと思う。

 

Deporte para el desarollo(開発の為のスポーツ)とDesarollo del deporte(スポーツ開発)の違いについて。自分の分野だからすぐにわかるけど、受講者には結構議論を呼ぶ。DesarolloとかDevelopmentという概念て、日本語にドンピシャな言葉がないなあと感じる。開発って訳し方はおかしいんじゃないかと思う。

関係ない話ですが、日本語で思考を深めた人が世界に出ていくチャンスをもっと持つべきだって思った。1つの言語で思考を深めていて、それを他の言語に応用出来たら最強ではないか。

 

スポーツをやる権利というのは、Derecho humano=基本的人権に含まれているのか?というのは面白い議論だなあと思う。

 

本題に戻ると、Football3のコンセプトはとても面白くて、教育レベルが低い地域にはとても役立つと思った。簡単に言うと、前半後半ではなく、Third Halfを含めた3つのパートに分かれており、ディスカッションを重視しながらスポーツを進めていく。勝敗のポイントと同じように、フェアプレーだとかのポイントも付く。ハンドブックもあって仕組みもきちんとしているので、スキームを作って広めていくということでモデルケースになると思った。その一方で、日本人からしてみると、普通じゃない?といった概念が含まれている。例えば、試合前後でちゃんと挨拶をしているかでポイントが付く、みたいなことは、違和感を感じる。学校教育で既に行われていることだし、学校がその責任を担っている、とされている気がする。「道徳」という授業があるのは、海外では驚かれる。

逆に日本でFootball3がどう役立つかということを考えると、関係が難しくなっている大人の方に効果があるのではないかと思った。笑

 

自分が将来やりたいこと、として書いていることのモデルケースを習えたので、とても勉強になりました。

 

PS.講義を聞きながら考えていた関係ないこと

マルセロがCWCの時に、自分の子供と入場したいと言って強行したことは、日本側にいるとはあ?と思ったけど、ただ家族を大切にしているだけだ、と思うと、運営側がわるいなあって思った。見る角度によって違うけど、やっぱり根付いてる文化とかが影響しているんだろうな。